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私と曼荼羅アート(コラム)
14-1、描いている時の過程が大事
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お仕事やアート作品として描く曼荼羅アートと 講座で描く曼荼羅アートでは内容が違っています。

講座で描く曼荼羅アートは【内観】アートとして 心を落ち着けて静かに描き始めます 曼荼羅アートはその時の気持ちにだいぶ影響されます。

 

いつも皆さまにお話ししているのは

「私は描き慣れているから綺麗に描けます」

「ただ、描いている時に鼻歌交じりで楽しくかける日と 形を合すのがとても大変で辛い日があります」

 

つまり、仕上がった曼荼羅アートは見た目は同じでも 描いている時の過程はその時その時の自分の状態が影響します。

「もう、曼荼羅やめてもいい!!!」と思いながら描く日もあります。

「曼荼羅楽しい~やっぱり描き続ける!!!」と思う日もあります。

それでも、皆様から見た私の曼荼羅アートは一定の完成度があることと思います。 でも、描き上げるまでの時間は同じものではありません

14-2、描いている時の過程が大事
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神聖幾何学の桜沢東子先生によると曼荼羅はその人の瞬間を表す設計図です。

 

曼荼羅を描くときに皆様にお願いしているのは 「描き上げた曼荼羅アートを評価しない」です。

私たちは、音楽も図工・美術も点数をつける教育を受けてきました。

ですので、出来上がった曼荼羅アートを見て無意識に点数を付けてしまいがちです。

 

 

中心がずれた、

色が濁った、

線が太い、、、

 

それは結果でしかありません。

 

大事なのはそれを描いていたときの過程です。 描き上げた曼荼羅は描いていたその時のあなた自身です。 是非、否定しないで受け止めてほしいと思います。

15-1、ユングだって思ったことについて
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曼荼羅アートはその瞬間瞬間の自分を表す設計図のようなものです。

私たち人間は生まれも生活環境も、考え方も一人一人違います。そうして生まれた曼荼羅アートが同じはずはありません。

れー夢では曼荼羅はこうあるべきということは教えていません。それは皆様が描いていくうちに感じていくものだからです。

 

貴方が感じたことがすべて正解です。

 

間違いが存在しのないのが曼荼羅アートです。ただ、多くの方と曼荼羅アートを描いていて確信したことが一つあります。

このことだけはお伝えしたい、わかってほしいなと思っています。それは、今の自分自身が色と形となって現れるのが曼荼羅アートです。

 

心理学者のユングの「ユングと曼荼羅」の関係も御存じでしょうか?

曼荼羅の模様は内面を見つめることで自然発生的に生まれたもの。その模様を整えていくことで精神に問題を抱えた方の治療につかえないか?

ユングはそういうことに気が付いたそうです。

無意識の中にある自分を再構築できる曼荼羅アートは奥の深いアートです。

 

今からお話しする内容は曼荼羅をお伝えするようになってしばらくしてからの出来事です。

 

15-2、ユングだって思ったことについて
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曼荼羅アートを描き始めてしばらくして心の病気を抱えている方と描きました。最初はお断りをしたのですが、どうしても描きたいとおっしゃるのでどうぞといらしてもらいました。

 

その方のされたことは、色も独特でしたがユングに関していいますと、きちんと曼荼羅の模様を描き進めていましたが、必ず崩す場所が一カ所ありました。

 

つまり、その方は中心に模様を整えて描くことが出来なかったんです。

 

ひとつだけ違う模様を描く

ひとつだけ中心から飛び出る

ひとつだけ飛び出て違う方向に描く

 

すべて同じ位置でしました。

 

それも、それ以外の場所はきちんと綺麗に描けていたんです。つまり、本来ならきちんと中心に模様を揃えて描く事が出来るはず何です。

 

ご本人も、出来ない事をを自覚していて、「わかっているんですが出来ないんです。」とおっしゃっていました。

 

その頃はまだユングを読んでいませんでしたので「何故そういうことをしたのか?」「わかっているのになぜ出来ないのか?」が、理解できませんでした。

 

だって、わかっているんですから頑張れば出来るよね?と、本当に理解が出来ませんでした。

 

「ユングと曼荼羅」を読んだとき、

 

「これだ!!!」と初めて理解できたんです。

 

この方が今も曼荼羅を描いているかはわかりませんが、、、少しずつでも、整えられるようになった時、見える景色が変わってくるんだろうなと思っています。

16、そもそも内観って?
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曼荼羅アートは内観と言っているけれどそもそも内観ってどんな意味なんだろう? ネット検索してみました。

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内観の意味・解説 三省堂 大辞林 索引トップ用語の索引ランキング凡例 ない かん -くわん [0] 【内観】 ( 名 ) スル

① 〘仏〙 精神を集中して自分の心を観ずることによって,自己の内部にある真理や自己の真実の姿を知ろうとする瞑想による修行法。観心(かんじん)。

② 自己の内面を見つめ,そこにあるものを探求すること。内省。

③ 〘心〙 〔introspection〕 自分自身の心の動き・状態を自分で観察すること。自己観察。内省。

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Wikipediaでも見てみましたが、はっきりと定義しているものはなく、、、 曼荼羅アートの内観は、自分の心を見つめる事でいいのかな?と思いました。

 

私自身「内観アート」として言ってはいますが やはり、私にとって感じる曼荼羅アートの内観は今までの記事に入っています。

人は、見つめる事、内観することで「答え」を求めるかもしれません。

そして、その答えを言葉にできなくて「私内観できていない」と思うかもしれません。 言葉にできていないだけで、ハートは感じています。

言語化するにはそれなりのテクニックが必要だと思います。

私がお伝えしているパステルの曼荼羅アートは ただ自分が感じたもの、 好きだな、こうしてみようかなと思った事を形にしていくだけの作業です。

そうして描き上げた曼荼羅は、その時のあなた自身です。 あなただから描けた曼荼羅アートです。

【内観】した結果を言葉(言語化)にする必要はありません。

描き上げた曼荼羅アート自体が、内観であり、内観した結果が具現化したものです。

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